Sometimes when we touch  ~ロッドスチュワート 和訳 私の解釈~

この歌は、Dan Hill という人が1978年に歌った歌だそうで
けれど私が聞いたのは、ロッドスチュワートがカバーしたもの。
あるアメリカ人がWhat'sapp(海外の人が使うLINEのようなチャットアプリ)
のストーリーにあげていたもの。

ロッドスチュワート

https://youtu.be/WvXYvR21b9Y

Sometimes When We Touch / Rod Stewart

You ask me if I love you
And I choke on my reply
I'd rather hurt you honestly
Than mislead you with a lie

君に愛してるかと聞かれて
僕は答えにつまった
嘘をついて惑わせるより
正直に答えて君を傷つけるほうがましなのか

For who am I to judge you
In what you say or do
I'm only just beginning
To see the real you

きみの言葉や行動でジャッジするなんて
僕にはとうていできないよ
ようやく本当の君を見つめはじめた
ばかりなんだから

And sometimes when we touch
The honesty's too much
And I have to close my eyes
And hide
I want to hold you till I die
Till we both break down and cry
I want to hold you
till the fear in me subsides

時々君と触れ合うとき
僕は正直になりすぎてしまう
だから僕は目を閉じて
本心を隠さなきゃいけなくなる
死ぬまできみを抱きしめていたい
互いに泣き崩れて壊れるまで
きみを抱いていたい
僕のなかの不安がおさまるまで

Romance and all its strategy
Leaves me battling with my pride
But through the insecurity
Some tenderness survives

ロマンスやこのすべての駆け引きの中で
僕はまだ心の中でプライドと戦い続けている
でもこの情緒不安定な中にも、まだやさしさが
残っているんだよ

I'm just another writer
Still trapped within my truth
A hesitant prize-fighter
Still trapped within my youth

しょせん僕はただの物書きにすぎない
いまだに自分の中の真実に囚われているんだ
または若いときの夢を捨てきれない
弱虫の格闘家かもしれないな

And sometimes when we touch
The honesty's too much
And I have to close my eyes
And hide
I want to hold you till I die
Till we both break down and cry
I want to hold you
till the fear in me subsides

時々君と触れ合うとき
僕は正直になりすぎてしまう
だから僕は目を閉じて
本心を隠さなきゃいけなくなる
死ぬまできみを抱きしめていたい
互いに泣き崩れて壊れるまで
きみを抱いていたい
僕のなかの不安がおさまるまで

At times I'd like to break you
And drive you to your knees
At times I'd like to break through
And hold you endlessly

君を壊してしまいたいとか
膝まずかせたいと思うときもある
君が砕けるほど永遠に抱きしめていたいと
思ったりもするんだよ

At times I understand you
And I know how hard you try
I've watched while love commands you
And I've watched love pass you by

君が努力しているのもわかっているし
君を理解しているつもりだよ

愛がきみを支配して
きみの元を離れていくあいだ
僕はじっと見てたんだから

At times I think we're drifters
Still searching for a friend
A brother or a sister
But then the passion flares again

僕たちは二人とも流れ者なんじゃないかと
思うこともある
いまでも友だちを探し続けている
兄弟や姉妹のような強い絆を。
でも結局情熱が再び燃え出してしまうんだ。

And sometimes when we touch
The honesty's too much
And I have to close my eyes
And hide
I want to hold you till I die
Till we both break down and cry
I want to hold you
till the fear in me subsides

時々君と触れ合うとき
僕は正直になりすぎてしまう
だから僕は目を閉じて
本心を隠さなきゃいけなくなる
死ぬまできみを抱きしめていたい
互いに泣き崩れて壊れるまで
きみを抱いていたい
僕のなかの不安がおさまるまで
--------------------------------------------------------

日本語教師の資格を取った私は、デザイナーという仕事のかたわら
日本語をボランティアで教えようと、当時語学エクスチェンジのサイト
に登録していた。

そのサイトを通じて、本当にたくさんの人とメールやチャット、
電話やVideoなどで話してきたけれど、中にはいわゆる
国際ロマンス詐欺師であろうという迷惑な奴らもいた。
5、6人はいたように思う。

幸い私はお人よしでもあるけれど、反面ケチで疑り深い面もあるため
被害に会うことはなく、ある程度話せばその手の危険人物は見分けられる
ようにまでなった。彼らの話にはいくつか決まったパターンのストーリーが
あったから。

ただその中に一人だけ、どうしてもわからない人がいた。

その人の話には、つじつまが合わないこともいくつかあり、謎めいた
怪しさもあったけれど、ほぼ毎日くるメッセージで話す内容や
身の上話から感じられる人柄は、思慮深さや温かみを感じられた。

詐欺師にしてはキャラ設定があまりにリアルで、もし彼がペテンなら
相当手が込んでいるし、そこまですることに何のメリットがあったのかと思う。

その人は時々Youtube のリンクや歌を送ってきたり、Whatsappのストーリーに
歌の一部をアップしたりしていた。まるで誰かに向けたメッセージでもある
ように。SNSのストーリーなので、誰に向けてかはわからないけれど。

そしてその歌はどれもいつもとても優しく、人間味があった。

私は人の好きな歌や本、映画などを聞いてその人がどんな人柄か
判断しようとする癖がある。もちろんそれだけでジャッジする
わけではないけれど、かなり参考にしている。

彼の場合、詐欺師なら当然会話に盛り込むであろうお金にまつわるキーワードも
なく、トラブルに巻き込まれたといってのちのちお金貸してくれと言う気配も
なかった。

ロマンス詐欺を働く人たちの中には、半年から1年かけて相手の信用を得て
それからお金をだまし取るというやつらもいるようだけど、私が話した怪しい
奴らは大体1か月から1か月半までの間には話がお金の方向へ向かっていった。

その人は3か月経ってもそのそぶりはなく、詐欺師にしては人間味がありすぎて、
手が込みすぎているように思えた。他の奴らのようにただ甘ったるく、
薄っぺらい人物像ではない。

でもそれは、いい人であってほしいという
私の希望的観点からだったかもしれないけれど。

いまだにわからない。
しばらく連絡がこなくなったと思ったら
突然メッセージがきて今は韓国にいるという。

白血病なのだと言った。

最初は嘘かなと思った。
でも本当かもしれない。

不思議な人だ。

詐欺師にしては

あまりにあたたかい
そして悲しい



同じカテゴリー(世の中のこと)の記事画像
ガレキについて思う
同じカテゴリー(世の中のこと)の記事
 老いについて、心について (2023-10-25 01:43)
 電話占いの世界 その1 (2020-08-05 22:23)
 友だちのつくりかた (2020-07-24 13:15)
 ガレキについて思う (2012-03-06 15:08)

2020年10月24日 Posted by紅花 at 01:13 │Comments(2)世の中のことFavorite songs日記

この記事へのコメント
この歌の詩が知りたくてここに辿り着きました。
あなたのコメントはとても興味深いです。
彼はあなたにとても正直な人だったと私は思います。
Posted by chisato at 2022年10月26日 14:14
コメントありがとうございます。仕事で多忙にしておりまして気づくのが遅れ返信遅くなりすみません。こういったコメントをいただけたのはとても久しぶりでうれしかったです。励みになります。
世界には、世の中にはいろんな人がいますね。
いい人も悪い人も良くわからない人も。
それでも私は人と出会うのが好きです。
Posted by 紅花 at 2022年11月24日 21:50
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
Sometimes when we touch  ~ロッドスチュワート 和訳 私の解釈~
    コメント(2)